7月29日(火)は、箱館奉行所が2010年にオープンしてから5回目の開館記念日でした。
開館記念日の企画として、箱館奉行所の南庭において、お二人の能楽師による能の舞を実施し、ご入館された多くの方々に日本の伝統芸能の世界をご鑑賞いただくことができました。
能の舞を披露していただいたお二人は、函館出身シテ方金春流能楽師柏崎真由子さん、一緒に学んでいる林美佐さんです。
お二人による能の「謡い」や「舞」についての紹介の後、能「高砂」の一節である「千秋楽」を、ご鑑賞の方々と一緒に謡い、続いて、能の見せどころである仕舞「羽衣キリ」と「舟弁慶キリ」の舞を演じていただきました。
お二人には、午後1時30分と2時30分の2回、能を演じていただき、2回併せて約300名の方々にご鑑賞いただくことができました。ご覧いただいた方々からは、伝統芸能の素晴らしさを称賛する声をいただくことができました。
能楽師の柏崎真由子さんと林美佐さんのお二人に深く感謝いたします。
また、当日は箱館奉行所にご入館された先着300名の方々に「オリジナルポストカード」のプレゼントをいたしました。能の舞の開始前頃には定数に達し、ポストカードのプレゼントを終了することとなりました。奉行所女性スタッフが浴衣姿で、お客様をお出迎えするなど、箱館奉行所は「和の文化」に包まれた開館記念日の一日を終えることになりました。
開館5年目を迎えた箱館奉行所を、今後ともよろしくお願いいたします。