2012年7月アーカイブ

五稜郭内の箱館奉行所付属建物の中で,唯一解体を免れ現存している兵糧庫を,8月1日(水)~31日(金)まで無料開放いたします。

期間中は,毎日午前10時~午後3時まで見学いただけますので,当時のままの建築材料や蘇った建物,関係する資料などをどうぞご覧ください。

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7月21日,箱館奉行所が初めて計画した講座,親子体験「木材加工~職人の技にチャレンジ」を箱館奉行所向かい兵糧庫で開催しました。

予定では,15組30名の親子による体験の計画でしたが,協賛いただいた神戸の竹中大工道具館が多めに材料を届けてくれたお陰で,16組35名が参加し,かんながけなどの体験や19脚の折りたたみイス作りに挑戦しました。

竹中大工道具館の技能員北村さんのお話や指導は,子どもたちや保護者の心をつかみ,用意された数種類の木材を薄くけずってにおいをかいだり,やりがんなの少しざらざらした仕上がりに手を触れ,職人が使用するようなかんなを使って薄くけずる体験などに,子どもも大人も楽しそうに挑戦していました。

このことは,「楽しかったし,木のにおいの中で一番クスの木のにおいがよかった。木によってにおいがちがうのを初めて知った。」という小学4年女子の感想や,「かんなで木をけずったり,経験したことのないことができて良かったです。親子が木材に触れて一つのものを作りあげるのも良い経験となりました。」という保護者の感想にも表れています。

参加した子どもは,小学校4年が9名と一番多かったのですが,協賛いただいた竹中工務店の応援や,地元函館辻木材の社長さんや職人さんが体験用の道具を作ってきてくれたり,子どもたち一人一人にていねいに教えてくれたこともあって,「しっぱいしたりしたけど,うまくできてよかった。教えてくれた先生がやさしく教えてくれたのでよかった。」,「木で折りたたみイスが作れてすごくよいたいけんになりました。たすけてくださった人にかんしゃしています。」との子どもたちの感想に結び付き,全員が作品を見事に完成して講座を終えることができました。

今回の体験に使用した折りたたみイス作りは,単なるキッドの組み立てではなく,曲尺で寸法を測り,のこぎりで切り,錐で穴を開け,金槌でくぎを打ち,ドライバーやスパナで止めるなど,大工体験というほどの行程を経て初めて完成される作品への挑戦でした。

改めて協賛・指導いただいた方々への感謝と,この日の体験を見事に乗りこえた子どもたちに大きな拍手を送りたいと思います。ありがとうございました。

当日の様子は,フォトライブラリーにも紹介しています。

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