箱館奉行所は,発掘調査や古写真,絵図面,文献資料などの詳細な分析を基に,可能な限り当時の材料や工法を活かし,宮大工や瓦・左官職人,表具師など,全国から集まった職人の手で4年の歳月をかけ往事の場所に復元されました。
この度,神戸の竹中大工道具館や箱館奉行所復元工事を担当した竹中工務店の協賛をいただき,「箱館奉行所造営と匠のこころ」と題した講演会を開催いたします。
当日は,竹中大工道具館長赤尾建藏氏と薬師寺金堂や西塔復元工事などを手掛け,箱館奉行所復元工事を担当した山本信幸棟梁をお迎えし,どのようにして建造当時の箱館奉行所を蘇らせたかなど,箱館奉行所復元工事の具体例を基に対談形式でお話ししていただきます。
蘇った箱館奉行所は,日本伝統の木造古建築の技を随所に見ることができます。
復元工事のエピソードなどに触れる貴重な講演会にぜひご出席いただきたく,ご案内いたします。