第4回箱館奉行所講座を終了しました

9月29日(土),「箱館奉行所の造営と匠のこころ」と題して開催した第4回箱館奉行所講座を大盛況の内に終えることができました。

神戸からお越しいただいた竹中大工道具館館長赤尾建藏氏と,現在福井県で社寺建代表取締役として活躍中の箱館奉行所復元時の棟梁山本信幸氏のお話は,具体的な資料を交え,参加者を日本の伝統的な木造古建築造営の世界へと導いてくれました。

全国から集まった職人が,それぞれの持てる力を活かしきれる状況がつくられ,最高の力を発揮して箱館奉行所が蘇ったこと,その背景にあった日本の木の文化や大工道具の歴史などが箱館奉行所の復元を支えていたことなど,新たな発見に結び付くすばらしい講座になりました。

参加された方々が書いてくれた,「函館人としてこのような匠の作品があることを誇りに思う。ありがとうございました。プロフェッショナルの話には説得力,魅力がありました。技を残して名を残さず,建物が古くなるにつれ,すばらしさを語りかけてくれます。」,「赤尾先生のお話と山本棟梁のお話を合わせると,まったく素人の私も大変楽しくよくわかりました。初めての参加でしたが,とても興味のある時間でした。ありがとうございました。」などの感想を読むと,充実した講座のようすがしっかり伝わってくるような感じがしています。

お二人の講師の先生,この度の講座の実現にお力添えいただいたみなさまに,心よりお礼申し上げます。

なお,この度,箱館奉行所を復元するために制作された精巧な模型を箱館奉行所足軽詰所に展示いたしました。画像はフォトライブラリーに紹介しましたが,実物もぜひご覧ください。

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