3月12日(土),土方歳三資料館副館長土方愛さんをお迎えし,「子孫が語る土方歳三」と題した第2回箱館奉行所講座が開催されました。
土方愛さんは,土方歳三家の第6代目のご子孫で,土方家に伝わる資料などをもとに,ご準備いただいた土方歳三生家や周辺の画像,土方歳三資料館が所蔵する資料の画像や文献資料などを基に,土方歳三の人となりや箱館とのかかわりなど,子孫だからこそ伝えることのできる貴重なお話しを伺うことができました。
そのすべてをご紹介することはできませんが,生家に残る紅梅やざくろ,歳三手植えの矢竹など,そして,近くの浅川から望むダイヤモンド富士などにうっとりと見とれてしまうほどでした。
また,資料館に残る鎖帷子,所持していた兼定の刀身や拵え,使い込まれた兼定の柄にまつわるお話しや,土方歳三と箱館とのかかわりを象徴する歳三の写真,碧血碑などにまつわるお話し,そして,土方歳三の人となりを伝える榎本武揚の書「入室伹清風」(にゅうしつしょせいふう)にかかわるお話しなど,会場に爽やかな風が吹き渡るような時間を過ごすことができました。
講師をお願いした土方愛さんには,交通事情等に心配が及ぶ中,会場にお集まりいただいたみなさまのためにと,当日のご講演を実現していただきました。
心より,お礼申し上げたいと存じます。