10月2日(土)、「奉行所で秋を楽しむ~ミニ畳づくり体験~」を、普段は非公開の近習詰所にて開催いたしました。
新型コロナウィルス感染防止の観点から、午後1時からと3時からの2回に分け、合わせて12名様での開催となりました。参加者募集開始日の翌日には定員に達し、多くの参加希望の方々のご要望にお応えできませんでしたことをお詫びいたします。
最初に函館地方畳商協同組合理事長の若林英勝氏とインテリアコーディネーターの小森谷多絵子氏による畳についてのお話を、映像を見ながらうかがいました。
小森谷氏からは、箱館奉行所の復元、畳の歴史、箱館奉行所には445枚もの畳が敷かれていていること等が紹介されました。「畳は体にも心にも良いもの」なので、畳に携わることを行っていらっしゃるとのことでした。
若林氏は、奉行所大広間には、江戸時代と同じ備後表を使用した畳が敷かれていて、2016年の奉行所の畳修繕に際し、広島県(備後地方)に実際に足をのばされたことをお話しされました。
「奉行所内の畳、特に、大広間四之間に復元されている中継ぎ表は、い草の良いところだけを接ぎ合わせて作られる大変貴重なもので、芸術品です。長年畳を扱ってきましたが、中継ぎ表を扱うのは初めてでした」とのことでした。
実際に修繕時に使用した中継ぎ表の一部をお持ちいただき、普段では見ることができない畳表の裏側を見せていただきました。
また、畳1枚の大きさが幅約90㎝×長さ約180㎝なのは、い草の成長が90㎝位ということが関係していて、このことにより建築業界の長さの基準が90㎝となっていること、また、畳の特性として、衝撃吸収性に優れ、子供や高齢者が転んだ時にも衝撃を和らげることができることなどが話されました。
後半は、①伝統的たたみ(いぐさ)でつくるミニ畳(花台) ②NEWたたみ(和紙素材)でつくるコースターづくりに挑戦しました。
和紙素材のNEWタタミ表
どの畳べりにしようかしら・・・。
みなさま、真剣に、そして和気あいあいと、とても楽しそうに作業されていました。
ご自分のお好みの畳べりを選び、世界に一つだけのオリジナル作品ができあがりました。
作品を手にして大広間で記念撮影の後、大広間四之間で実際の中継ぎ表畳を見学し、お開きとなりました。
講師の若林英勝様、小森谷多絵子様、ご参加されたみなさまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。