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復元された箱館奉行所には、現代の建築では見られなくなった贅沢な資材がふんだんに使われています。玄関の屋根を支える左右の柱、玄関上の欅(けやき)の梁(はり)、備後畳が敷き詰められた大広間、手漉き和紙張りの襖(ふすま)、床の間や違い棚に使用されている欅の一枚板の漆塗り、天井裏の周囲2mの梁などのひとつひとつに、きっと目が惹かれることでしょう。
箱館奉行所内部の見学コースは、このようにいくつかのゾーンに分かれています。
■奉行所の見学にあたって
奉行所の内部には、時を超えて甦った役人別の詰所や仕事部屋などの再現ゾーンがあります。復元の仕事にたずさわった匠の技の数々をご堪能ください。歴史発見ゾーン、映像シアター、建築復元ゾーンなどでは、箱館奉行所があった時代を体感し、当時の歴史や失われた館内の様子が再現されるにいたった経過など、視覚的に工夫された資料等からご納得いただけるものと思います。
また、奉行所の外部には、平面表示された遺構や説明板を立てるなど、五稜郭内全体が当時に思いを馳せることができる空間になっています。
※箱館奉行所は古建築の技術を生かした復元施設のため、階段の段差、履き物を脱いでの入館、大きな荷物持参の入館禁止等の制限があります。
※障子や襖など当時のままの復元施設のため、館内での飲食を禁止しています。
※館内の見学には一定の時間が必要なため、閉館15分前に入館券の発行・入館を停止させていただきます。
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